調和する会議に役立つ基礎知識
以下のページで、調和する会議に役立つ本をご紹介しています。
ベースとなる知識やフレームワークの量で、会議資料の説得力は全然違ってきます。
時間がある時にでも、ご一読ください。
調和する会議に役立つ本
調和する会議資料
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合意相手の整理と意見抽出テンプレート ダウンロード
会議は、人と人とを調和させるためのものです。
調和しない原因は様々ですが、科学的な問題であることは少ないはずです。科学的なデータには議論の余地が無いからです。
会議は、感情で発散します。
考え方の違い、利害関係の相違、あいつ嫌いだからとりあえず反対したい、そのような人間的な理由で不調和が生じるのです。
この調和について、意思決定理論では最大化と満足化という表現がされています。
最大化は、合理的に最適な意思決定を行うことです。
満足化は、会議参加者が一定の満足を得る水準を超えることです。
調和は、会議参加者全員が妥協ラインに達し、満足化することで生まれます。
ここでは2つのテンプレートをご提供します。
1つめは、配布する資料ではなく自分の頭を整理するための資料です。
資料作成の前にまず考える必要があるのは、「誰と誰を調和させるか」です。
合意形成は、利害の異なる複数の意見を調和させていく作業です。
当然、ターゲットの数が多いほど、収束に時間がかかります。
できるだけ少ない人数に絞り、キーマンをピンポイントで狙っていきたいところです。
ターゲットを決めるには、人間関係相関図を書くのが最もわかりやすいと思います。
ドラマとか小説とか、人が複雑に絡むストーリーに対して描かれる、あの図です。
コンサルティングの際にも、顧客のキーマンを割り出すために人間関係相関図を書くことがあります。
キーマンを探し出し、適切な時に適切な人が重点的にコミュニケーションを取ることで、調和に結び付けていくのです。
2つめは、ブレストのテンプレートです。
関係者の意見を早期に抽出することは、参画感を醸成し、スムーズな合意形成に結びつきます。
ブレストは、ファシリテーション能力が要求され、意外と難しいものです。
テンプレートでルールを決めたり、フォーマットを統一することで、進行が格段に楽になります。
ブレストのポイントは、上記のような進め方やルールに加えて、適切な制約条件を設定することです。
制約条件なしだと、案が概念的になったり漠然としすぎて、結局は役に立たない、ということが起こります。
一例ですが、制約条件を指示するシートもサンプルを入れました。
最後のシートは、たくさん印刷してみんなに配る紙です。
ネーミング案や本当に簡単なブレストならポストイットでも良いのですが、設計案など具体的なブレストになるほど、大きな紙に絵でアイディアを示す必要があります。
メンバーが絵を描きやすいように、アイディアの所に類似イメージや過去のイメージを貼っておくと更に良いです。
それに書き加える形で、絵心の無い人でもアイディアを出しやすくなります。